パニック障害の接し方を家族・恋人・友達・職場別で考える

パニック障害や社会不安障害など、不安障害の生涯有病率は現在約5%。
一生で20人に1人がかかる一般的な病気になってきました。
今回は身近な人に実践してほしい、不安障害の人への接し方についてお話します。

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本人は相当悩んだうえでパニック障害だと打ち明けている

私がパニック障害だとわかった時、まず旦那さんと姉に打ち明けたものの、
親や友達、会社の人には、なかなか打ち明けることができませんでした。
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それは、精神的な病気なんて、理解してもらえないかもしれない、
伝えても、弱いとか甘えだとか、厳しい言葉を言われるだけかもしれない、
何より、周りの人の自分を見る目が変わることを恐れていたからだと思います。

しかし、友達や会社の人の誘いを断る度に嘘をつくことで、自己嫌悪になるため、
結局、付き合いのある人には、パニック障害だと打ち明けていくことになりました。

この時、仕事場の上司や社長など、私に指示をしたり、管理をする立場の人たち、
家族や友達など身近な人たちが、パニック障害に理解を示す接し方をしてくれたら、
悪化することなく、早い完治が見込めたかもしれないと思うことがあります。
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自分自身の状態を受け入れ、パニック障害の症状が落ち着いてきた今だからこそ、
パニック障害の人と接する機会がある人に、大切なことを伝えたいと思います。

どんなつながりでも共通してお願いしたい接し方

自分の家族、恋人、友達、仕事場の同僚や部下など、
どんなつながりであっても、共通してお願いしたい接し方があります。

特に重要だと思う接し方のポイントを3つあげてみます。

  1. 本人がネガティブになる言葉は言わない(弱い・甘え・わがままなど)
    決して弱いからではありません。甘えているからではありません。
    わがままを言っているわけでもありません。本人は頑張り過ぎているのです。
  2. できないことがあっても責めない
    以前できていたこともできなくなる、辛い状態になっていることが多いです。
    「どうしてできないの?」「サボってるのか?」というような言葉は、
    本人を追い込み、悪化させる可能性があるので、注意してください。
  3. いつでも休んで良いという安心感を与えてあげる
    仕事、家事、育児など、本人は今までと同じようにやらなきゃという思いから
    無理にやり続けて、症状を悪化させてしまうことも多いです。
    だからこそ、休んでも大丈夫な環境作りをしてあげることも大切です。

家族や恋人にお願いしたい接し方

家族や恋人は、毎日顔を合わせるくらい身近な存在であり、
支えてもらえると本当に嬉しい存在です。

そんな大事な存在の人たちにお願いしたい接し方を3つあげてみます。

  1. 病気のことを理解しようとする言動を見せる
    理解できなくても、理解しようとしてくれる言動があるだけで
    余計に不安を増やすことを防ぐことができるし、心強いと思います。
    よくわからないなら、パニック障害について調べることから始めましょう。
  2. 無理強いはしない
    発症したことがわかった時は、まずは休むことが肝心です。
    そんな時に「頑張りなさい」と何かをさせようとするのは逆効果になります。
    本人が少しずつ立ち向かえるようになるまで、見守ってあげてください。
  3. できる限り付き添ってあげられるようにする
    パニック発作など、辛い症状がでやすい場所に本人が行くときは、
    本人の要望があれば、付き添ってあげてください。
    「何かあればすぐ行くから連絡してね」と伝えることも大事だと思います。

友達、仕事場の同僚や上司にお願いしたい接し方

一緒に遊びに行ったり、今までのように仕事をこなしたりできないと、
友達や仕事場の同僚・上司とは、疎遠になりがちです。

そんな中でも、友達や仕事場の同僚・上司にお願いしたい接し方を3つあげてみます。

  1. 「頑張れ!」のような励ましはしない
    パニック障害も社会不安障害も、頑張り過ぎてなる人が多いので、
    頑張れと言われると、とても辛く感じてしまうことがあります。
    「いつでも協力するから」というような言葉があれば十分です。
  2. 過度な誘いや気遣いはしない
    電車や飲食店での食事などに苦手意識がついていることもあるので、
    どこかに行くことや、飲み会への誘いは控えて、様子をみましょう。
    いつも通りに接しながら「いつでも誘ってね」くらいが良いと思います。
  3. 辛そうにしている時は休憩できる場所へ連れていく
    近くにいる時に辛そうだと気づいたら、休める場所へ誘導してあげてください。
    ただし、パニック発作の時は、じっとしている方が良い場合もあるので、
    周りは慌てずに、落ち着いた状態で近くにいてあげると心強いと思います。

状況によっては周りが休むことを選択する

仕事、家事、育児など、無理に頑張り過ぎている自分がいても、
休めないという強い思いが症状を悪化させることがあります。

そういう私も、パニック障害の主な原因となった仕事は、
発症後も休めない、辞められないと思い、動き続けてしまいました。

その結果、症状が悪化し、慢性化してしまうことに・・・。

もしパニック障害とわかっても、本人が今までと同じように行動していたら、
そのことを気づいた人が、休むよう説得してほしいと思います。
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長期で休むことを嫌がるようなら、まずは3日でもいいと思います。

3日間、何もしないで全力で休むことを選択させるのです。

とある会社では、メンタルが弱っていることがわかったら、
最低3日間は休ませる制度があるそうです。

どれだけ理解しようとしてくれるか、サポートしてくれるかなど、
周りにいる人たちの接し方でも、回復のスピードは変わると思います。

パニック障害、社会不安障害の人に対して、
理解を示すような接し方をしてくれる人が、今後増えることを願っています。

⇒パニック障害をサポートする側の人におすすめの本はこちら

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