詐欺電話に注意!全国銀行協会を案内する怪しい電話内容とは

母の家に手口がかなり凝っている詐欺電話がかかってきました。
私が怪しまなければ母は騙されていたかもしれないので、
同じ手口でひっかかる人がでないよう、電話の内容をご紹介します。

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伊勢丹新宿店の店員を名乗る詐欺電話がきた!

今日、母の家に伊勢丹新宿店の店員を名乗る人物から、
電話がかかってきました。
家の電話画像

母が覚えていた電話の内容がこちら。

「(母のフルネーム)様のご自宅のお電話でしょうか?」

「こちら伊勢丹新宿店の婦人服売り場を担当している者なんですが。」

「今日、あなた名義のクレジットカードを持った若い女性外国人の方が、
7万円の婦人服を購入しようとしていたのですが・・・」

「念のため、身分証明書の提示をお願いしたところ、
車に置いてあるから取りに行くといったまま、お戻りになりませんでした。」

「カードをお渡しになって買い物をお願いされていたのでしょうか?」

「そうでないなら、カードを不正に作られた可能性があります。」

「他にも作られている可能性があるので、
全国銀行協会に電話をして、確認してみた方が良いと思います。」

「電話番号は、050-○○○○-××××です。」

「ちなみに、ご自宅の住所は東京都○○市×××で合っていますか?」

「不正利用されないためにも、早く確認された方が良いと思います。」

このようなことを言って、電話を切ったそうです。

百貨店が直接カード不正利用について電話をすることはない!

母が電話している時、私は近くにいたのですが、
だんだんと「どうしましょ」的な雰囲気になっていました。

そして、全国銀行協会の電話番号だという、
050からはじまる番号を何度も確認し、メモしていました。
紙に書く写真

電話が終わってすぐに「誰からの電話?」と私が聞くと、
「私の名前のカードで7万円の買い物をしようとした外国人がいたみたいで」
と言いながら、不安そうな表情をする母。

怪しいと思った私は、すぐにネットで検索。

全国銀行協会の公式サイトをチェックしてみると、
【重要なお知らせ】に詐欺に関する注意喚起がありました。

紹介されていた発生している事件の中に、
近しい事例があったことで「詐欺電話だ」と確信。
パソコンとメモ写真

冷静になって考えてみれば、
そもそも百貨店(デパート)から直接カード不正利用について、
電話をかけてくること自体がおかしい。

ということで、母に詐欺電話だということを伝え、
全国銀行協会につながるという怪しい電話番号は私が預かりました。

相手は氏名・住所・電話番号を知っていた!

今回の詐欺電話が怖いなと思ったのは、
教えてないのに、相手が氏名・住所・電話番号を知っていたこと。

母の場合、確認された住所は引っ越す前の住所だったので、
流出している個人情報は、古いものでした。

最初の電話では、今の住所を聞かれることはありませんでしたが、
引っ越さずに住んでいたら、住所もバレていたわけで・・・。
家のチェック画像

なにより一番怖かったのは、母が信じそうになっていたこと!

私が詐欺電話だと教えなければ、
母はそのまま電話をかけていたかもしれません。

ちなみに、もしニセの全国銀行協会に電話をしていたら、
取引銀行、口座番号、暗証番号を聞かれたり、
自宅訪問されてキャッシュカードを渡してしまう、なんて流れが多いそうです。

全国銀行協会の公式サイトでは、
銀行協会職員や銀行員がお客様の暗証番号を聞いてきたリ、
キャッシュカードを預かることは絶対にないことを伝えています。

焦って教えたりしないよう、注意しなくてはいけませんね。

百貨店(デパート)店員を名乗る電話に注意!

つい最近、警視庁犯罪抑止対策本部の公式ツイッターでも、
「あなた名義のカードで買い物をしている女がいる」という、
百貨店店員を装う男からの詐欺電話に、注意を促していました。

母の電話相手は、伊勢丹新宿店のナカムラと名乗っていたそうですが、
百貨店(デパート)名は、コロコロ変わっているようです。

そのため、どんな百貨店(デパート)名を言ってくるかわかりません。

でも、百貨店の店員からの電話で、全国銀行協会という言葉がでてきたら、
それは詐欺電話だと思っていいと思います。

母の場合は「全国銀行協会に電話をかけてください」でしたが、
「後ほど全国銀行協会から電話がきます」のパターンもあるようです。

また、百貨店の店員ではなく、警視庁の警察官から電話がきてから、
全国銀行協会の職員から電話がくるパターンもあるとのこと。

そのため、
百貨店の店員→全国銀行協会
または、
警察官→全国銀行協会
または、
百貨店の店員→警察官→全国銀行協会

このような流れの電話には、十分ご注意ください!

対策は、電話にでない?

自分名義のカードを知らない人が使おうとしていたと聞いたら、
誰でも一瞬は驚き、焦ったり不安になったりするものです。

相手は、こちらが冷静に考える時間を与えないよう早口で、
言葉巧みにウソを言ってきます。

オレオレ詐欺の電話の場合は、
本人確認のための合言葉を決めておく対策などが紹介されていますが、
今回のケースでは、合言葉は役に立ちません。

そのため、
留守番電話にしておく
または、
知らない電話番号からの電話はでない
という対策が紹介されていることが多いです。

個人的には、電話に出てしまった時は、
カードや通帳などの金銭に関わる話や、個人情報がでてきた時点で、
一度電話を切って家族に相談するか、警察に相談した方が良いと思います。

何年か前、「車で事故っちゃったんだけど・・・」と、
オレオレ詐欺(女だったので「わたし」でしたが)の電話がきた時は、
母は電話中に詐欺だと気づいていました。

その時は「あんた、オレオレ詐欺じゃないの?!」と言ったら、
すぐに電話が切れたそうです。

でも、今回はクレジットカードを作ったこともないのに、
それでも母は騙されそうになっていました。

騙されないための対策として、流行っている詐欺電話の内容を、
事前に知っておくことも大切だと思います。

自分の家族は大丈夫かな?と少しでも心配になった方は、
ぜひ家族で一度、詐欺電話の対策を話し合ってみてはいかがでしょうか?

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