つい先日、夏が苦手だというパニック障害仲間さんから、
暑さ対策について質問をいただきました。
そこで、私が考える「パニック障害と夏」についてお話したいと思います。

夏バテとパニック障害の症状は似ている

パニック障害の症状が夏に悪化しやすいと思っている人は意外と多いようです。
そこで、本当に悪化しやすいのか？気になる症状を調べてみました。

めまい、頭痛、体がだるい、寝苦しい、食欲不振、息苦しい、不安感が強い。

こうして症状をざっくり並べてみると、気づいたことがあります。

これ、ほとんど夏バテの症状！

夏バテの原因は、屋外と屋内の温度差に身体がついていかず、
「自律神経失調状態」になってしまうからだと言われています。

自律神経失調症とパニック障害に関係性があることを考えると、
夏バテとパニック障害の症状は似ていて、間違いやすいことがわかりました。

ちなみに、息苦しいのと不安感が強いのは、暑い時は誰もが感じやすいこと、
パニック障害のせいではなく、夏の暑さのせいがほとんどだと思います。

パニック障害のせいじゃないよ！夏の心構え

夏はなんだかやる気がでないし、外出頻度も減って、予期不安も強い、
なんだかパニック障害が悪化している感じがする。

夏の暑さにやられて、こんな風に考えてしまうこともあるかもしれません。

でも、ちょっと待ってください。これも考え方次第だと思うんです。

環境省の発表する熱中症情報を見たことありますか？

暑さ指数が高い時は「外出はなるべく避け、涼しい室内に移動しましょう」と、
みんなに注意を促しています。

ということは、外出頻度が減るのは皆一緒、夏はよくあることなのです。

蒸し暑いから息苦しいのは当然、熱中症も増えているから不安になるのも当然、
そんな状況のなかでも、動ける時はあるし、できることは必ずある！

また、夏の良いところを見つけてみる意識をもってみると、
美味しい食べ物や、心地良い夜風など、意外と普段の生活でも見つけられて、
「夏もいいな」と思う気持ちに気づくこともできます。

夏の暑さ対策！外出する時のおすすめ持ち物

パニック障害克服中のお仲間さんから、こんな質問をいただきました。

「猛暑の中、どうしても外出しなくてはいけない時があるのですが、
何かおすすめの暑さ対策などあれば教えていただけませんか？」

私も暑さの影響で、外出をためらってしまいがちなので、
かなり暑さ対策については、いろいろ研究しています。

そんな中、最近の外出する時のおすすめ持ち物としては、
タオル・保冷剤・帽子・サンバイザー（日傘でもOK）・お水の5点セットです。

保冷剤は、ケーキを買った時についてくるような小さいもので、
帽子の中に1つ入れておくと、頭の熱が少し軽減される感じがしています。

タオルは汗をふくのが主な目的ですが、体に暑さがこもってきた感じがした時は、
タオルごしに保冷剤で脇の下を冷やしたりするのもおすすめです。

サンバイザーは、暑くて日差しが強い時、帽子の上にさらにつけているのですが、
紫外線対策だけでなく、強い日差しで目が眩むのを防ぐ効果もあり、
めまい予防にもなっているかな、と思います。

最後のお水は、夏の脱水症状予防です。こまめな水分補給、大事です。

ちなみに、どこかお店などに入る場合、寒いくらいの温度設定のお店があるので、
そういう場所に行く時は、ホッカイロを持っておくのもおすすめです。

室内にいる時は、身体を思っている以上に冷やしてしまうことがあるので、
下腹部に小さなホッカイロを当てておくだけでも、冷え対策になりますよ。

暑くてまいっちゃうこともありますが、自分なりに夏を楽しんでいきましょうね！

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