パニック障害の薬として約4年飲んでいた2種類の薬が、
SSRIのデプロメールと抗不安剤のレスタスでした。
個人差はあると思いますが、私の感じた効果と副作用をお話します。
SSRI(抗うつ剤)デプロメールの効果と副作用
私がパニック障害になって約4年間、1番長く飲んでいた薬の1つが、
SSRI(抗うつ剤)といわれるお薬、デプロメールでした。
薄オレンジ色で、1錠がとても小さいので、見た目はとてもかわいい薬です。
薬局でもらった添付文書を読むと、デプロメールの特徴がわかります。
デプロメールは、ゆううつな気分を改善するお薬です。
ねむくなったり、注意力がなくなることがありますので、
車の運転や機械の操作をするときは注意して下さい。
噛み砕くと舌がしびれるので、かまずに服用して下さい。
デプロメールの効果としては、飲むと気持ちが落ち着くことが多かったので、
確かに、気分を改善する効果は多少あると思いました。
眠気や注意力の低下といった副作用については、
たまに眠気を感じることはありましたが、そこまで気になりませんでした。
飲み始めの副作用として、吐き気を感じる人もいるようですが、
私はそういったこともなかったので、副作用で困ることはありませんでした。
舌がしびれる場合があると、少し怖いことも書かれていますが、
噛んでしまうような大きさではないので、気にしない方がいいと思います。
抗不安剤レスタスの効果と副作用
パニック障害の薬として、デプロメールと一緒に処方されていた薬が、
抗不安剤といわれるお薬、レスタスです。
レスタスは、色が白いですが、やはり1錠が小さいので、見た目はかわいく、
とても飲みやすい薬でした。
薬局でもらった添付文書を読むと、レスタスの特徴がわかります。
レスタスは、脳の神経の働きを抑えて、不安をやわらげ、気持ちを落ち着かせて、
精神の緊張による様々な症状を改善するお薬です。
ねむけ、ふらつき、注意力や集中力の低下が起こることがありますので、
車の運転や機械の操作は控えてください。
レスタスの効果としては、添付文書に書かれている通り、
不安や緊張が軽くなったり、気持ちが落ち着く働きがあったように思います。
デプロメールと一緒に飲んでいたので、定かではありませんが、
副作用については、たまに眠気を感じる程度でした。
ただ、デプロメールでは、注意してくださいレベルだった車の運転や機械の操作が、
レスタスでは、控えてくださいレベルになっているので、
副作用がでる可能性は、デプロメールよりレスタスの方が高いかもしれません。
しかし、パニック障害の薬としては、どちらも副作用の少ない薬と言われているので、
心配するようなレベルではないと思います。
飲む回数は1日2回、症状が落ち着いてきたら1日1回
デプロメールとレスタスを飲む回数は、1日2回からのスタートでした。
どちらのお薬も、1回飲めば半日ほど効果が持続するということだったので、
私の場合は、昼食後と就寝前に飲んでいました。
仕事を続けている間は、1日2回から減薬することができませんでしたが、
自宅療養に入り、パニック障害が改善していったことで、
先生から許可され、1日2回から、1日1回に減薬して飲んでいました。
薬に抵抗がある人も、症状が強い時は薬を飲むのがおすすめ
予期不安やパニック発作が多い時は、本当に辛い思いをしていましたが、
そんな私のメンタルを支えていたものは、病院で処方されたお薬でした。
薬を飲んだら弱いと思われる!薬漬けにはなりたくない!と、薬に抵抗を感じても、
不安で常にストレスを感じていては、パニック障害が悪化する恐れもあります。
だからこそ、辛い時は我慢せず、病院の薬を飲んだ方が良いと思います。
先生と話し合い、服用期間を決めて飲むのであれば、
レスタスもデプロメールも、パニック障害改善の手助けとなります。
私は、病院の先生と薬についてきちんと話し合うことができず、
長期服用してしまい、断薬に苦しむ結果となりましたが、
レスタスもデプロメールも、付き合い方次第で良い薬にもなると思います。
残念ながら、薬だけではパニック障害を克服することはできませんが、
薬で辛さを軽減することはできます。
効果と副作用を知り、自分が納得できるまで先生と話し合い、
服用期間を決めたうえで、薬とうまく付き合っていくことを、私はおすすめします。
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