パニック障害と社会不安障害だと診断されてから、家族や友達に伝えるべきか悩み、
伝えても分かってもらえず、さらに悩んだ時がありました。
そんな悩みに豆ちょこはどう折り合いをつけたか、お話したいと思います。
パニック障害や社会不安だと話した時の周りの反応
豆ちょこは、今まで10人程度にパニックや社会不安になったことを話しました。
話した後の反応はまちまちなものの、「大変だね」というような漠然とした反応が多く、
その後は気を使ってか、連絡をくれることが減っていきました。
気を使わない母親などには「あんたが弱いだけじゃないの?」
「気持ちの問題なんじゃないの?」と言われたこともあります。
その時は、話したからには分かってもらいたいという気持ちがあったことで、
親身になってくれる反応がないことで、悩んだり、落ち込んだりしていました。
パニック障害や社会不安の経験が無い人に全て理解してもらうことは難しい
ある日、旦那さんに「どうしたら理解してもらえるかな?」と相談すると、
「なったことが無い人に理解してもらうのは難しいよ」と言われました。
「俺は理解しようとしているけど、100パーセントは理解できていないと思うよ」
豆ちょこの中で一番の理解者である旦那さんの、この言葉はとても重みがありました。
そして、思い出したことがありました。
以前、大きめの会社で働いていた時、仕事の先輩がうつ病になったことがわかりました。
グループでの打合せで、うつ病だとわかってから初めてその先輩を目にした時、
とても顔色が悪く、心ここにあらずといった顔をしているのを見て、
なんともいえない気持ちになったことがありました。
知り合い程度だったこともあり、なんだか大変そうだな…と思いはしたものの、
その後、先輩と接点を持つことはありませんでした。
ふとその時の自分を思い出した時、私も心の病気になったことがない時に、
自分の周りにいる人と同じような反応をしていたことに気づいたんです。
パニック障害や社会不安を理解してもらえなくても、伝えることが大切
電車に乗れない、働けない、外にでれないなど、社会生活や私生活に支障がでるほど
身近にいる人には自分の状態を理解してもらいたいという思いが強くなりました。
でも、理解してもらいたいというのは、あくまで自分の願望であることに気づきました。
そして、話しても相手から自分の期待する反応が返ってくる可能性が低いことも。
ならば、自分の考え方を変えてみようと思いました。
パニック発作や辛い症状がでたのを見て、私を心配する人には、伝えよう。
伝えた結果、悪い反応が返ってきても、なったことがないのだから、それは仕方がない。
理解しようとしてくれる人が1人でもいたら、それはラッキーだ。
こんな風に考えるようになると、少しずつ気持ちが楽になっていきました。
弱いだけじゃないかと言った母親には、少しずつ話していくことを繰り返すうちに
ある日「人生長いんだから、休めるなら休めばいいわよ」と言ってもらえました。
パニック障害や社会不安を理解してもらえず、辛い思いをしているなら
周りにパニック障害や社会不安を乗り越えた人や、理解しようとしてくれる人がいると
克服を目指す中で、ものすごく大きな支えになります。
ただ、豆ちょこの考えでは、そんな人がいたらラッキーくらいのレベルなのです。
もし、パニック障害や社会不安が原因で、周りの風当たりが強かったり、
辛い思いをしているなら、心療内科の先生やカウンセラーへ相談する方法もあります。
症状が重い時ほど、支えがあると、早く症状が改善していくことが多いので
1人で思い悩まずに、思い切って伝えていくことをおすすめします。
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