早く寝ているのに、朝、目が覚めると体がだるいのはなぜ?
朝起きれない原因がわからず、辛い毎日を過ごしている人は、
起立性調節障害という病気かもしれません。詳しくお話します!
早く寝ても朝起きれないのは、病気だった!
朝、目は覚めたのに、体がだるくて起きられない、
パニック障害が悪化していた頃、そんな状態が続いたことがありました。
先日、同じようにパニック障害と診断されたAさんからも、
早く寝ても朝起きれない、お悩みメッセージをいただきました。
Aさんは、家族に「体がなまってるせいでしょ」と言われたそうです。
しかし、ストレッチ・ヨガ・ウォーキングといった対策をしても、
なかなか改善が見られず、悩みは深まる一方とのこと。
私は、自分がどうして朝起きれるようになったか振り返りつつ、
早く寝ても朝起きれない原因を、ネットで調べてみることにしました。
そこで私が注目したのは「起立性調節障害」という病気です。
この病気は、自律神経失調症の一種で、不安障害がみられる場合もあると知り、
パニック障害の私も、一時期この病気だった可能性があると思いました。
起立性調節障害の特徴は「午前は調子が悪く、午後に改善」
以前、パニック障害や社会不安障害など、不安障害になった人は、
もともと自律神経失調症だった可能性があることを記事にしていました。
⇒パニック障害と自律神経失調症の違いと意外な関係性とは?
私やA子さんのパニック障害の裏に隠れていた自律神経失調症の中に、
起立性調節障害も起きていた可能性は、十分あります。
早く寝ても朝起きれない原因が、起立性調節障害なのか、
それを判断するチェックポイントは、いくつかあります。
例えば、朝起きれない状態で、無理やり起きた時、めまいや立ちくらみがする、
動悸や息切れ、頭痛など、パニック発作のような症状がでるなど。
そして、最大のポイントは、午前はだるくて調子が悪いけれど、
午後になると改善していく、という特徴があることです。
午前は何もできないことが多いけれど、午後は動けている、
そんな状態だったら、起立性調節障害を疑った方がいいかもしれません。
自律神経を整えることが、起立性調節障害の対策になる!
早く寝ても朝起きれない状態が、起立性調節障害によるものだった場合、
自律神経を整える対策をすることが、改善につながると思います。
まずは、規則正しい生活を意識することから始めてみましょう。
朝起きるのが遅くなったとしても、その後から規則正しい生活を意識する、
最初は、そんな感じでもいいと思います。
自律神経を整える対策は、効果的な方法をいくつも紹介してきたので、
気になる人は、ぜひ他のブログ記事も読んでみてください。
ちなみに、朝に感じたストレスは、自律神経を乱す原因になるため、
朝起きれた後の行動には注意が必要です。
※詳しくは、朝の行動に注意!自律神経の乱れを改善する大事なポイントへ
パニック障害の克服法をいくつか実践している人は、
私のように、病名がつく症状だと知らないうちに治ってしまうかもしれません。
しかし、この病気、日本の中学生の10人に1人が抱えている、意外と多い病気です。
お母さんは子供の病気に気づかず「いつまで寝てるの!早く起きなさい!」
そう言っているかもしれないと思うと、胸が痛みますね・・・。
朝起きれないことで悩んでいる人が、一人でも解決の糸口をつかめるように、
この記事が、気づきのきっかけになることを祈っています!
追伸
相談してくれたA子さんの運動を意識した対策は、
正しい対策の1つだったと思います。
しかし、朝どうにか起きてから、無理してやっていたそうなので、
ストレスになり、逆効果になっていた可能性があります。
A子さんのように、どうにか良くなりたい!という気持ちから、
つい頑張り過ぎてしまう人も多いです。
基本は、無理せずいきましょう!時間をかければ、必ず良くなりますよ!
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