眠れない不安ストレスがある時に!ちょっと意外な不眠の原因

眠りたいのに眠れない、このまま眠れなかったらどうしよう!
そんな不安を抱えている人に読んでみてほしい、
今回は眠れない夜に思い出したい、不眠の原因についてのお話です。

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不眠には、記憶を弱める効果があった!?

眠れない時、つい寝なきゃと思ってしまうことがあります。

でも、寝なきゃと思えば思うほど、さらに眠りは遠ざかり、
時計を見ては、眠れない焦りと不安がやってくる・・・。

私は眠れなくなると、すごく気にしてしまうタイプでした。

そして、眠れないのは「良くないこと」だと思っていました。
瞑想の写真

しかし最近、旦那が不眠について面白い情報があったと、
WEB版ナショナルジオグラフィックに掲載された記事を教えてくれました。

それは、睡眠研究者の三島和夫さんが書いた
「不安で眠れない夜にも意味がある 嫌な記憶を弱める不眠」
というタイトルのついた記事でした。

その内容は、タイトル通り。
不眠には、嫌な記憶を弱める効果が期待できるというもの。
記憶のイメージ写真

この記事は、最近ヤフーニュースでも取り上げられ、
多くのいいね!もつき、かなり注目を浴びています。

実際、この記事を読んだ私もいいね!したくなりましたし、
これからの眠れない夜が、いい意味で変わりそうな気がしました。

そこで、まだ読んでいない人もいると思うので、
このブログでも紹介しておきたいと思います。

眠れない日は、辛い体験をした日かもしれない

私にプラスの考えを与えてくれた三島さんの記事ですが、
その中でも、特に知って良かったと思う部分がありました。

順に抜粋してご紹介します。

不眠はトラウマ記憶をできるだけ固定しないように
一役買っているのではないかと考える研究者がいる。
(中略)
強烈でネガティブな情動体験をした直後に睡眠を十分にとると、
忌まわしい記憶がしっかりと長期に固定されてしまう。
(中略)
眠れぬ夜を過ごすのはとても辛いことだが、
少なくとも記憶固定を弱める効果は期待できるのではないかと
一部の研究者は考えているわけである。

いろいろと例をだしながら説明してくれていますが、
抜粋した部分だけ読んでも、すごく興味深い内容だと思います。
パソコンとメモ写真

もし、研究者が考えていることが本当なのだとしたら、
眠れない時、ネガティブな感情を引きずるほどのショックな出来事があったなら、
その記憶を弱めようとして、眠れなくなっている可能性があるってことです。

それなら、眠れない時は無理して寝ない方がいいということになります。

眠れないことに不安や恐怖、焦りを感じてきた人にとっては、
この不眠の原因は、考え方が変わるきっかけにもなるんじゃないかと思いました。

旦那が眠れなかった時の話

うちの旦那は、出会った頃から「眠れなくても気にしない」ができる人でした。

今日眠れなかったら、その分明日は眠れるかもしれないし、
別に横になってるだけでも、体は休まるから大丈夫。

そうサラリと言えるようになったのは、
旦那が高校生の頃にかかった病気「ガン」がきっかけだったようです。

では、ここから旦那本人に話してもらおうと思います。
本の写真

-はい、ではここからわたし、旦那が代わってお話します。

私がまだ若い頃、ガンになった時、
今まで味わったことのないような、苦痛を伴う治療をしました。

治療は成功しましたが、
退院しても週1回の抗がん剤投与と放射線治療は暫くの間続いていました。

その頃です。

夜、家の中からも、外からも、音が消えると、急に不安になり、
布団の中での暗闇が、とても恐ろしく感じるようになりました。

そして「このまま目が覚めなかったら」という不安がでてきたのです。

最初はテレビをつけて対処していました。

でも最後は照明もつけるようになって、
段々と眠れない時間が長くなっていきました。

最初のうちは、夜眠れないと、とても焦り、イライラしていました。
本と時計の写真

でも、眠気がきても怖いのです。
必死で朝を待ち、眠る生活をしていました。

でも、わたしの通っていた高校は偏差値のあまり高くない学校だったので、
昼間にボーッと半分寝たような感じになったところで、
別段不便はありませんでした。

これは、とても幸運でした。

これが進学校だったら、勉強の遅れやテストに追われていて、
昼間もボーッとしてしまっていたら
焦りと不安は病気と相まって、何倍にもなっていたかも知れません。

私は、学校では目を開いたまま脳を休め、
夜は、目を閉じて照明を感じながら、考えを巡らせていました。

しかし、考えたところで、答えは何も出ませんでした。

私は、「知足」を意識して「今」を満足するように努力はしていました。

しかし努力しても、この時は考えが変わることはありませんでした。

自分にとっての「不眠」を考えてみた

ある日、黄昏時の空を部屋から見上げていました。

何時「再発です」といわれるのか。
何時「転移があります」といわれるのか。

自分は何もできないままに、
この世から居なくなってしまうのではないか。

オレンジ色の空が暗い青になったころ、
急にお腹が「ぐるるる」と鳴りました。
夕暮れの写真

俺が数ヶ月もの間、こんなに悩んでる中、
腹の野郎は、鳴りやがったワケです。

「いいから飯食え」って。

何だか悩むのが馬鹿らしくなりました。

悩むことを止めるきっかけの1つは、腹の音(笑)

そして、そういった極々「普通」の繰り返しのなかで、
小さな気付きを重ね、
悩む事をやめて、何で悩んでるかを考えました。

そして、不眠について考えを巡らせてみました。

なんで眠れないと「嫌」なのか
自分なりにだした答えがコレでした。

1.十数年「夜は眠るモノ」として生きてきた中、急に眠れないことが続いたから
元のサイクルに戻そうとして、戻らないことに不快感を覚えている。

2.眠れないと、当然次の日にパフォーマンスが落ちる。それが嫌で焦っている。

3.暇(ヒマ)。

なんだか自分にとっては「眠れない」って、どうでもいい問題な気がしてきました。
ひらめきイメージ写真

皆が寝ている時に起きているだけで、
なにも「悪い事をしてしまった」訳ではない。

眠れなくて、パフォーマンスが落ちた所で、何かが在るわけじゃない。

暇なら小説でも読めばいい。

「なんて事はない、眠れないだけ」と。
むしろ、趣味の読書が朝までイケる。
下世話な深夜番組も観れる。

「これはこれで」と思えたのです。
ハートの画像

きっかけや気づきは人それぞれだと思います。

でも、その積み重ねでちょっとずつ気持ちの変化も出てきます。

「今」を悩まずに、しっかり受け止めて、気づきを増やしていけたら
不安や焦りが少しずつ減って、
眠れない状態をも、楽しめるようになるかもしれません。

まずは、眠れない現状を受け入れてみるところからスタートです。

そのためにも、今回紹介した三島さんの記事は役に立つと思います。

今度からあなたの眠れない夜も、ちょっと変わるかもしれませんよ。

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2件のコメント

  • なお

    はじめまして。

    数年前からパニック発作の症状があり、電車にも乗れず外食もできず、のところから病院には通わずに、ヨガをしたり食生活を見直したりで新幹線は無理でも電車も外食も普通にできるようになってました。が、つい先日再燃しました…。
    ショックで眠れずネットであれこれ見てるうちにこちらに。

    豆ちょこさんと旦那さんのブログで書かれている言葉に優しい人柄が出ていて、めちゃくちゃ励まされました。

    私も突然の再燃に本当にショックを受けましたが、でも今ココを意識するようにしてこの何日間か過ごせています。
    まだしばらくは眠れない日々かもしれませんが、これはこれで、ですね。
    どうにも眠れない時はもう焦らずブログを遡って読ませて頂きます!笑

    • 豆ちょこ 豆ちょこ

      なおさん、はじめまして。
      コメントありがとうございます(*^^*)

      一度克服したと思える状態になってからの再燃、
      ものすごいショックだったと思います。

      私がなおさんだったとしたら、
      やっぱり、眠れないほどのショックを受けていると思うので、
      なおさんの気持ちを考えると、本当に胸がギュッとなります。

      でも、自分の力で良くなってきたなおさんなら、
      必ずまた同じ・・・いや、それ以上に強くなって、
      良くなっていくことができると思います。

      日々の波はあるかもしれませんが、
      大事なのは、お互い「今の自分」なんだと思います。

      今は、これはこれで!

      大丈夫です。きっと私もなおさんも。

      休み休み、また少しずつまいりましょう。

      またいつでもお待ちしていますね(^^)/

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