パニック障害におすすめの本が知りたい!という人のために、
私が心療内科の医師からすすめられた本をご紹介します。
パニック障害の原因、薬、治療方法、すごくわかりやすくまとまってますよ。
医師がおすすめする1冊「好きになる精神医学」
私は、自分がパニック障害になってから、
「パニック障害」と名の付く本を調べては、何冊も読んできました。
そして、当ブログでも「パニック障害なんてこわくない!」、
「不安もパニックも、さようなら」などを紹介してきました。
しかし今回紹介するのは、自力では見つけられなかったであろう、
心療内科の医師にすすめられた1冊の本です。
その本のタイトルは、
「好きになる精神医学」(著:越野好文、志野靖史)です。
「パニック障害 本」などのキーワードで探しても見つからないこの本は、
精神医学を勉強している人向けの入門書として紹介されています。
しかし実際に読んでみると、気分障害や不安障害の原因が脳にある場合、
患者のなぜ?どうして?を解決してくれる本でもあると思いました。
そこで今回は、好きになる精神医学がなぜおすすめなのか、
私が役に立ったと思う部分をピックアップしながら詳しく紹介したいと思います。
発症の原因がわかる
うつ病やパニック障害など、心の病になったことがある人なら、
1度は「なんでこうなってしまったんだろう?」と思ったことはないでしょうか。
私の場合は、発症当初、何も説明されないまま薬を飲むことになったので、
なんでこうなった?という疑問を抱えながら過ごしていたこともあります。
そして、薬なしで克服を目指していた頃は、
原因さえわかれば、治し方もわかるはず、と思っていました。
でも今思えば、わからない不安を解消したかった思いも強かった気がします。
わからないまま薬を飲まされるのも、嫌じゃないですか。
だから、自分でいろいろ調べて、どうにかこうにか、
パニック障害の原因は脳にあるという説を知ったんです。
でも正直、誰かに発症の仕組みを教えられるほど、
理解できたわけではありませんでした。
しかし、好きになる精神医学を読めば、発症の仕組みもわかります。
脳の神経伝達物質がどうして心に関係するのかわかりやすく書いてあるので、
もし、心の病に理解のない家族がいて困っている人がいるなら、
ぜひ家族にもすすめてほしいと思います。
薬物治療の「なぜ?」がわかる
心療内科など、専門の病院に通院している人の多くは、
抗うつ剤(SSRI)や抗不安薬を処方されているのではないでしょうか。
そういう私も、今は治療のためレクサプロという抗うつ剤を飲んでいます。
パニック障害の場合、医師から説明が無かった場合、
最初は、なぜ抗うつ剤を飲まないといけないのか?疑問に思う人もいると思います。
そもそも先生によっては、抗うつ剤と言わず、
気分を落ち着かせる薬など、優しい言い方で説明する場合もあります。
しかし、基本的に抗うつ剤は、1~2年長期服用コースになることが多いので、
本当は医師からもっと詳しい説明があって当然の薬だと、私は思っています。
そして、調子が良くなったとしても自己判断でやめてしまわぬよう、
なぜ長期服用する必要があるかも、事前に説明すべきだと思っています。
しかし、私の経験では、今まで3件行った心療内科のうち、
しっかり説明をしてくれたのは、今通院している病院だけでした。
そうなると、最終的には自分で知る機会を作るのも1つの手となります。
その手段の1つとして、私は「好きになる精神医学」をおすすめします。
薬を飲むことで、どのように良くなっていくのか、
薬で良くなる過程が、読めばわかるようになっています。
行動療法のやり方がわかる
好きになる精神医学では、薬でも良くならない部分、
残る恐怖感を克服するには、実際に恐怖に向き合う必要もあると説明しています。
実は、私が心療内科の医師にこの本をおすすめされたきっかけが、
「どう行動範囲を広げていけばいいか?」と質問したことでした。
他のパニック障害の本にも行動療法は紹介されているので、
なんとなくやり方はわかっていたものの、
医師がすすめるやり方にもすごく興味があったのです。
その時、先生から
「好きになる精神医学に書かれているので、読んでみてください。」
と言われたんです。
実際に読んでみると、例として電車に乗って通勤するまでの
細かな目標が紹介されていました。
友人と各駅電車のドアの近くで1駅だけ乗る、
次に、友人と車両の真ん中で1駅乗るといった感じで、
細かな目標を10個立てていました。
個人的な感想としては、他のパニック障害の本に比べて、
より細かな目標設定をしている印象を受けました。
しかし、なぜ細かな目標設定が必要なのか、という点にも触れており、
すごくわかりやすいと思いました。
全体的にわかりやすくて、個人的にもおすすめ
年々、パニック障害に関する本は増えてきています。
それは克服を目指している者としては非常に嬉しいことでもありますが、
反面、いい本が見つけにくくなってくる、という面もあるような気がします。
少なくとも、今回紹介した好きになる精神医学は、
個人で調べてもなかなかたどりつかないような本だと思います。
しかし実際は、心療内科の医師が患者に貸し出すほどおすすめしており、
読んだ私も、すごく良い本だと思いました。
病状によって、内容的に必要ない部分もありますが、
必要な部分だけ読んでも、私は満足いく内容でした。
最初の入り口は、対話形式にもなっていたり、
医学書ではあるものの、イラストもたくさん使われているので、
本を読める状態にある人なら、比較的読みやすい本でもあると思います。
全体的にわかりやすいので、個人的にもおすすめします。
特に、私と同じように心療内科で薬物治療を受けている人、
ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか?
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豆ちょこちゃんこんばんは。
この病気の方たち、いろいろな本に気持ちが奪われますよね。
私もたくさん本を買いました。サプリとかもそうです(笑)
今は多くの人がネットの情報とかを手に入れてから病院に行くので特に細かい説明が無くても分かっている事も多いものです。
私の場合はまず自分から質問をして細かい説明を受けているのですがそれができる人ばかりではないと思います。
紹介していただいた本はドクター側から見ているので患者側が気が付かない事もよくわかってとても良さそうですね。
ところで私事ですが、職場の検診で動脈硬化が指摘されてショックです。
もう今に還暦ですから不思議ではないのですが内科の主治医からは「10年後20年後を考えて今から心がけることが必要ですよ」と言われました。
眼科でも精密検査を受けました。その結果重度のドライアイでした。(動脈硬化とは関係ありませんが…)
現在、心療内科を始めいろいろな病院を4つも掛け持ちしています。クスン
きよこさん、こんにちは(^^)
今回紹介させてもらった本は、
きよこさんの言う通り、患者側が気がつかないようなことも
わかるきっかけになると思うので、
久々のおすすめだったりします。
職場の検診でのことは、それはショックですよね・・・。
でも、今から心がけることができる、
早く注意すべきことがわかったという点は
検診を受けて良かったんじゃないかと思います。
ちなみに、私の母もドライアイです。
私もパソコンをするので気をつけなきゃと思ってます(^^;)
はじめまして。
ブログ読ませて頂いてます。紹介して頂いた本を購入しました。ゆっくり読ませたて頂きます。また何かパニックに役立つ情報があったら是非紹介して下さいね。
ブログ楽しみにしてます。
ひよこさん、はじめまして(^^)
ブログ読んでくださっているとのこと、とても嬉しく思っています。
そして、今回おすすめした本をご購入されたとのことで、
少しでも役に立てばいいなぁと思っています。
また役立つ情報があれば随時紹介していきたいと思いますので、
いつでもきてもらえたら嬉しいです(*^^*)