感染性胃腸炎に注意!うつる原因や期間は?食事はいつから?

秋から冬にかけて流行すると言われている「感染性胃腸炎」。
うつる原因は?潜伏期間は?発症したら食事はどうすればいいの?
そんな疑問が解決した、病院の先生から聞いた話をまとめてご紹介します。

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まさかノロウイルス!?感染性胃腸炎になった話

朝起きて、なんだか気持ち悪いと思っていたら、
一気に強い吐き気に襲われ、そのまま嘔吐してしまいました。

さらに、お腹も痛くなってきて、トイレに駆け込むと急な下痢。
発症した画像

つい先日、そんな困った状態になってしまいました。

最初は「昨日、食べ過ぎたせいかな?」なんて思っていたのですが、
もう一度嘔吐してしまった時、でたものが全体的に黄色がかっていたのを見て、
これは食べ過ぎが原因にしても、ヤバイと思いました。

しかも、吐き気→嘔吐→腹痛→下痢の症状がでた後、
起床時は36.7℃だった体温が37.4℃にまで上がっていたのです。

これ以上ひどくなったら外出が厳しいと思った私は、すぐに内科の病院へ。
受付

診察では、どういった症状があったか聞かれる問診と、
お腹を軽く押していき、痛みがないか確認する触診を受けました。

先生の診断結果は「おそらく感染性胃腸炎でしょう」とのこと。

感染性胃腸炎は、うつる胃腸炎とも呼ばれていて、
大きく分けて、ウイルス性と細菌性があります。

私が以前、風邪と勘違いしていたカンピロバクター食中毒は、
細菌性の感染性胃腸炎です。

ウイルス性だと生牡蠣などのノロウイルスが有名だと思います。
生牡蠣の画像

しかし原因特定は、問診や触診では、細菌性かウイルス性か判断するのが難しく、
風邪やインフルエンザと間違いやすいこともあるので、
こうした急性の症状の場合、原因も病名も断定するのが難しいそうです。

でも、だからといって詳細がわかる検査をすれば、お金と時間がかかる。

私を診た先生の立場からすると、
「感染性胃腸炎なら数日で治ってくるから、2~3日様子を見てください」
という感じのようです。

実際、私は発症3日目から一気に症状が落ち着いていきました。

しかし、今後また感染することもあるかもしれないので、
この機会に、病院の先生に聞いたことも、ここでまとめておきたいと思います。

うつる原因について

感染性胃腸炎がうつる原因は、主に3パターンあります。

1つめは、汚染された食べ物を生か、生焼けで食べてうつるパターンです。
肉と魚の画像

ノロウイルスが有名なので、生カキなどの貝類は注意が向きやすいものの、
他の魚介類や卵、生の鶏肉や井戸水からも感染しやすいので注意が必要です。

また、生のものを触った手が口に触れて感染する場合もあるので、
十分な加熱だけでなく、丁寧な手洗いも大事な予防策となります。

2つめは、発症している人が触ったものを口にしてうつるパターンです。
調理中の画像

軽症の人だと、感染に気づかないこともあるため、
そういう人が飲食店で働いていた場合は、集団感染の危険もあります。

完全に防ぐことは難しいと思いますが、
家族で手洗いを徹底するだけでも、感染率は変わってくると思います。

3つめは、発症した人が嘔吐したものや、便からうつるパターンです。
嘔吐の画像

菌が大量についているため、直接触れるのはもちろんアウトですが、
嘔吐や排便した場所の近くにいても、感染する恐れがあります。

これは、汚物から菌が飛び散っている可能性があるためです。

空気が乾燥しやすい秋冬は、この飛び散る範囲が広がりやすいので、
飛沫感染する人が一気に増えるんだそうです。

これら3つのパターンを自分に当てはめて考えてみると、
いくつか疑わしいものがありました。

まず、大きなお祭りに行ったこと。
その時にあった屋台で、生野菜が入った食べ物を食べていたこと。
屋台の画像

そして、私の発症前日に、姉も感染性胃腸炎になっていたことです。

姉に会ったのは、おそらく潜伏期間中だったので可能性は低いものの、
潜伏期間中もうつる可能性はゼロではないそうです。

ただ、姉も同じお祭りに行っていたので、お祭り感染の可能性の方が高いかな、と。

でも、結局すべて予想でしかないんですよね。

疑いだすと心配事も増えていきそうなので、
これ以上の原因探しはしない方がいい、と思いました。

潜伏期間、発症期間、症状について

感染性胃腸炎の潜伏期間は、1~3日程度だそうです。

ただし、数時間で発症するものや、5日ほど潜伏する菌もいるそうです。

発症期間は、1~2日程度とのこと。

先生からは「強い症状は長くても3日あれば、たいてい治まる」と言われました。
医師の画像

出やすい症状は、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢(水下痢)、発熱など、
私はお伝えした通り、すべて強烈にでました。

しかし、感染しても症状がほとんどでない人もいるそうです。

実際、一緒に行動していた旦那も発症するんじゃないかと思っていたのですが、
少し胃のあたりがムカムカするくらいで、すぐ落ち着いたとか。

旦那は感染しなかったのか、それとも感染したけど症状がでなかったのか、
結局これも、わからないままです。

治療法と薬について

感染性胃腸炎は発症期間が1~2日と短いため、特に治療法はないそうです。

実際、カンピロバクター食中毒になった時も自然治癒まかせ。
薬も胃炎の症状を改善する「レバミピド錠」しか処方されませんでした。

しかし!発症日に行った今回は、他にも薬を処方してもらえました。

今回処方された薬はこちらの3種類。全て3日分でました。

1.ナウゼリンOD錠10(毎食前1錠)
→吐き気や胸やけを和らげ、胃腸の働きを助ける薬

2.ビオスリー配合錠(毎食後1錠)
→腸の働きを助ける薬

3.レバミピド錠(毎食後1錠)
→胃の粘膜を保護し、胃炎の症状を改善する薬
感染性胃腸炎の薬の画像

どれも食事が食べれない時は、食前食後は気にせず飲んでも良いと言われました。

私は帰ってから、すぐに吐き気止めを飲んだのですが、
気持ち悪さは1日続きました。

姉は、薬を飲んだ直後に嘔吐してしまったと言っていましたが、
吐かずにいられた時は、多少効き目があったようです。

ちなみに、感染性胃腸炎の時は、下痢止めはだしてもらえません。

早く治すには、便から菌を出すことが一番なので、
下痢が辛くても、出しちゃってください、ということです。

自己判断で下痢止めを飲んで、症状を長引かせないよう注意も必要ですね。

発症後、食事はいつから?何を食べればいいの?

発症初日は、気持ち悪くて食欲がでないことも多いので、
何も食べなくても良いそうです。

飲み物は、ジュースなんかは胃に負担をかけやすいので、
OS-1(オーエスワン)のような経口補水液がおすすめとのこと。
経口補水液の画像

飲み方は、一気に飲まず、少量をこまめに摂るように言われました。

食事は、吐き気や嘔吐が落ち着いてきたら、
消化の良い食べ物を、少しずつ食べていけばいいそうです。

おかゆやうどんもいいですが、先生はりんごをおすすめしていました。

個人的に食べやすかったのは、ゼリーです。

私の場合、発症1日目は、吐き気がひどくて何も食べれませんでした。

2日目も、朝昼は食べれず、夜にくたくたに煮たうどんを少しだけ。

3日目からは、ゼリー、りんご、バナナ、おかゆが食べれるようになりました。

食べるたび、お腹がグルグル鳴っていたので、不安ながらの食事でしたが、
4日目からは、音もしなくなってきて、調子もかなり戻ってきました。

無理に食べず、胃と相談しながら少しずつ食べるのが良さそうです。

感染性胃腸炎が保育園でも流行ってた!

姉の子供が行っている保育園でも、胃腸炎が流行っているようです。

子供の場合、徹底した手洗いも難しいでしょうし、
汚れた手で口を触ってしまうことも多いと思うので、
なにかと菌が広がりやすいんでしょうね。

今回お伝えした感染性胃腸炎についての情報は、大人の場合なので、
もしお子様が発症した場合は、必ず先生に診てもらってください(できれば大人も)
診察の画像

その際、食事についても、しっかり聞いておくことをおすすめします。

私も姉も、発症した夜は、ほぼ眠ることができませんでした。

これほど強い症状が子供にでたら、かなり辛いと思いますし、
危険を感じることもあると思いました。

大人も子供も日頃できる感染予防として、うがい、手洗い、マスクをする、
そして、食事はできる限り、十分加熱したものを。

秋冬は風邪もインフルエンザにもなりやすいので、十分注意していきましょう。

感染から発症、回復までのまとめ

最後に、感染性胃腸炎について自分に起こったことをまとめておきます。

・原因:お祭りで感染か、屋台の食べ物で感染か、姉経由か(断定できず)
・潜伏時間:約1日
・発症期間:約2日
・主な症状:吐き気、嘔吐、腹痛、下痢(水下痢)、発熱、頭痛、悪寒、関節痛など
・薬:ナウゼリンOD錠10、ビオスリー配合錠、レバミピド錠を3日分処方される
・回復の流れ:発症3日目に症状が落ち着き、食事も摂れるようになっていく

ちなみに、熱は発症初日に39℃まで上がりました。
高熱による関節痛もひどくて、ただただ辛くて、1日何もできませんでした。

下痢は、初日は普通の下痢でしたが、2日目に水下痢になり、
3日目からは、少しずつ戻っていきました。

主な症状には書かなかったのですが、3日目の朝から不正出血もありました。

ネットで調べてみると、他にも不正出血があったという人がいたので、
これも感染性胃腸炎になった影響かも知れません。

ただ、先生に確認したわけではないので、症状からは除外しています。

姉も私も、かなり辛い思いをしたので、
今後、より徹底して手洗いやマスクの予防をしていきたいと思います。

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