社交不安障害の特集!あさイチで紹介した人見知り克服法とは

3月2日のあさイチで、社交不安障害の特集をしていました。
触れようか悩んだのですが、私なりの感想を伝えるとともに、
放送された社交不安障害のチェック法や、人見知り克服法を紹介します。

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あさイチで紹介された社交不安障害について

NHKの朝のテレビ番組「あさイチ」が、約1時間の放送時間を使って、
社交不安障害の特集をしていました。

このブログでは、社会不安障害として紹介していますが、
今回は、あさイチに合わせて社交不安障害と呼びたいと思います。
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あさイチといえば、今までにも、うつ病や不安病など、
メンタルの悩みに役立つ特集をしてくれました。

その中で、役立つと思った内容は、このブログでも紹介してきました。
あさイチのうつ病回復のヒントがパニック障害にも役立つ!
パニック障害の不安を解消できる?あさイチ紹介の脳トレ!

今回あさイチでは、社交不安障害を「侮れない!大人の人見知り」として紹介。

人見知りのせいで生活に支障がでると、危険な人見知りになるよ~と、
性格の問題ではなく、社交不安障害という病気かもしれないと切り込んでいました。
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あさイチ調べによると、日本人の人見知り割合は、64パーセント。
2人いれば、1人は人見知りということになります。

そして、社交不安障害にかかる人は、10人に1人だと伝えていました。

この割合を知れば、もう他人事とは言えないと思います。

社交不安障害の自己チェック法

自分は社交不安障害かもしれない、でも、病院に行くのはまだ抵抗がある、
そんな人のために、あさイチでは、自分でチェックできる方法を紹介しました。

その社交不安障害(SAD)の自己診断チェック法がこちら。

  1. 人前で質問に答えたり、発言したりなど、人から注目される状況が怖い。
  2. グループ活動に参加したり、ほかの人がすでに座っている場所、例えば、会議室や宴会の席へ行くのが怖い。
  3. 失敗など、人前で恥ずかしいことをすることで他人から否定的に評価されることが怖い。
  4. これらの怖さが度を超していて、こうした状況を避けるために、生活が妨げられたり、堪え忍んで、ひどいつらさを感じることが 6か月以上つづく。

以上、4つの質問がすべて「はい」なら、病気の疑いがある。

1~3は、誰でも多少は「はい」にしたくなるような内容だと思うので、
4が「はい」になるかどうかで、判断するのが良いのかな、と思いました。

ちなみに、今の私は、3と4が「はい」になりました。
1と2は、たぶん大丈夫だと思ったので、軽度になったのかもしれません。

社交不安障害の克服法と治療法

あさイチでは、社交不安障害の原因となる、思い込みに気づくことも重要とし、
思い込みを解消する方法「ビデオフィードバック」を紹介しました。

この方法は、ビデオで自分を撮影し、実際に自分が思う不安な言動をしていたか、
客観的に見てみるというもの。

認知行動療法の暴露技法に、ビデオ撮影を足したような感じですね。
参考記事:パニック障害は認知行動療法の曝露技法で克服できるのか?
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ちなみに、人見知りの克服法として、認知行動療法も紹介されていました。

認知行動療法の方法はいろいろありますが、
あさイチでは、自分への注意力を他人への観察力に変えることを提案していました。

スタジオでは、森三中の黒沢さんと有働アナに対面するかたちで座ってもらい、
お互い見つめ合う中で、どういう思いがでてくるか実験。

黒沢さんは「自分がどう見られているか」心配になったようですが、
先生に「有働さんの髪に注目して見てください」とアドバイスを受けると、
「意外とエアリーでした」と、注意力が自分から他人へ変わったようでした。
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このように、注意力を自分から他人へ向ける訓練をしていくと、
不安や恐怖が軽くなり、社交不安障害の克服につながっていくと言います。

自分を客観的に見ること、他人に意識を向けることの大切さは、
今まで多くの克服法を試してきた私には、わかりきっていたことでした。

しかし「そんなことわかっている」という方法ほど、疎かになりがちなんですよね。

私としては、注意を外に向けることの大事さに改めて気づかせてくれた
この克服法が、あさイチの特集の中で、一番役に立ったと思いました。

テレビでもっと深いところまで取り上げてほしい!

今回のあさイチの社交不安障害の特集内容は、
正直、社交不安障害になった本人としては、物足りない内容でした。

一言で言えば、広く浅い特集だったな~、と。

ただ、NHKの朝ドラの後、高齢者が多く見ている番組と考えると、
社交不安障害を理解してもらうためには、精一杯の内容だったとも思います。

しかし、10人に1人がかかる身近な病気になっている今こそ、
もっと広く深く、テレビで取り上げていくべきだと思います。

そして、私が試してきた王道の克服法から、怪しい克服法まで、
深く調べた上で、その効果を検証してほしいのです
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私のように、病院に行っても、治療法が薬物療法しか教えてもらえないと、
こじらせてしまうこともあります。

だからこそ、他の治療法や克服法も、表にでてきてほしいのです。

奇跡的に、もしテレビ関係の方がこのブログを読むことがあれば、
ぜひ社交不安障害やパニック障害に関する特集を考えてもらいたいです。

そして、必ず治る病気だと、悩んでいる人に希望を与えてもらえたら、
私は嬉しく思います。

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