パニック障害でも社会不安障害でも、電車に乗れないという人は多いと思います。
逃げ場もなく、他人も多く乗り合わせている電車で発作が起きたらどうなるのか？
想像の翼を広げて考えてみたので、ぜひ現実でも素敵な結末にしてみてください。

電車に乗ることを考えた時に起こる予期不安を考える

【問題】
電車であなたにパニック発作が起きたらどうなると思いますか？

【答え】
激しいめまいと動悸、呼吸困難で、苦しみもがいたうえ、倒れてしまう。
そんな自分の姿を見て、周りは自分をおかしい奴だと思い、逃げていく。

こんな感じの答えを、電車に対しての予期不安で考えたとしましょう。

でも、この答えが本当に起こったことは・・・ありません。

ということは、他にも答えがあるかもしれない！
他に答えがないか、思いっきり考えてみたいと思います。

電車でパニック発作が起きたら、こんな結末になるかもしれない

予想外に早く静まる

ドキドキと動悸を感じたが、その度に電車を降りる自分に嫌気がさして、
もう倒れてもいいや！迷惑かけてもいいや！と開き直って、乗り続けてみた。
すると、一気に発作の症状が襲ってくるも、どうにでもなれ！と思い続けたら
どんどん発作症状が静まっていき、目的地に着く前に発作が消えてしまった。

バカらしくなる

苦しみもがき倒れてしまうなら、いっそのこと自分から倒れてみた。
周りにいた人は一瞬こちらを見るも、誰も突っ込んでくる人はいなかった。
電車では自分のことは自分しか気にしてないことがわかったら、バカらしくなった。

車掌さんと友達になる

パニック発作が起きたら自分が電車の窓から飛び降りるかもしれない。
迷惑をかけないよう、動けるうちに車掌さんに自分の考えていることを伝えにいった。
すると、車掌さんは親身になって私の話を聞いてくれ、友達になってくれた。
友達が電車を運転していると思ったら、体の緊張がゆるんでいき、発作はでなかった。

感動する

頭の中が予期不安でパンパンになっちゃったから、思いきって粉雪でも歌ってみた。
周りにいた人の視線を感じるが、意外と楽しそうな顔をして私を見ている。
歌いきると、周りから拍手が起こった。久々に不安のない動悸とほてりを感じた。

恋が始まる

ドキドキしながら震えていたら、となりに座っていた人が
「大丈夫ですか？」と声をかけてくれた。
心配してくれている姿を見ていたら、いつの間にか震えが止まり、
いつの間にかドキドキも、違うドキドキに変わっていた。

電車が発作を起こすわけでもなく、電車が不安を起こすわけでもない

最初に答えたもがき苦しむ予想は、電車にとってはえらい迷惑な話だと思う。

電車はいつも通りわたしを目的地に連れていこうとしているだけで、
わたしに発作を起こそうなんて、まったく思っていないんですから。

おそらくパニック発作を経験したことがない人は、
電車に乗っただけでそんなことになるはずがない、と思うでしょう。

でも、パニック障害や社会不安障害で、電車で発作が起きたことがあれば、
そういうことになるかもしれない、と思ってしまうのです。

ということは、その人の考え方により、ありえる。ありえない。は変わるんです。

豆ちょこの考えた他の結末は、そんなバカなっ、と突っ込むものばかりでしたか？

でも、予期不安が本当に起こるかもしれないなら、他の結末も起こるかもしれない。
そう思いませんか？？

同じ可能性を秘めているなら、発作が起きても素敵な結末がまっていると信じて
自分に何が起こるか楽しみにしながら、電車に乗ってみませんか？

豆ちょこは、まずは車掌さんと友達になれることを楽しみにしたいと思います！

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