うつ病・パニック障害は疲れやすい?すぐ疲れる原因と対策法

うつ病やパニック障害になってから疲れやすい、
または、なかなか疲れが取れないことが気になっている人へ。
心療内科で教えてもらった、すぐ疲れる原因と対策法をお話します。

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疲れやすいのも、症状の1つだった

最近、パニック障害の症状がだいぶ落ち着いてきたことで、
通っている心療内科の先生から、少ない負担で行動範囲を広げる1つの方法として、
ウォーキングをおすすめされることがありました。

最初は数分レベルの短い時間、近所を散歩してみるところからスタートして、
慣れてきたら少しずつ歩く範囲を広げていく。
散歩の写真

そんな歩き方でウォーキングをすると、心身への負担も抑えられ、
不安や苦手意識がある場所にもチャレンジしやすくなってくるんだとか。

このやり方は、運動や外出で体調を崩しやすい人に特におすすめだと言います。

認知行動療法を知っている人なら、もう知っている方法だったかもしれませんが、
私がより声を大にして伝えたい情報は、このおすすめ話の後にありました。

私は先生にこんな質問をしました。
「ウォーキングは毎日続けた方がいいのでしょうか?」

先生の返答は、
「毎日とか考えず、歩きたい時に、疲れない程度に歩いてください」でした。

そして補足説明の中で、うつ病やパニック障害の時は疲れやすいこと、
疲れやすいのも症状の1つで、良くなるのは回復期のだいぶ後になることを知りました。

なんと、疲れやすいのは、体力の問題だけではなかったのです。

うつ病・パニック障害が疲れやすい原因

運動はうつ病やパニック障害の改善にも有効だという話は有名ですが、
いざやってみると、その後すぐに体調を崩してしまったという話も多いです。

実際、私自身も改善のためにジョギングを始めようとしたものの、
初日にどっと疲れてしまい、逆に調子を崩してしまったことがあります。

でもそれは、単純に体力の問題だと思っていました。

しかし、先生からすれば体力の問題というよりも、
疲れやすいのも症状の1つだから仕方ない、と考えるのが普通のようでした。
診察の画像

なぜ疲れやすいのか、原因も聞いてみましたが、
根本的な原因としては、脳機能の低下が及ぼす影響だと考えられているようです。

脳機能が低下すると、血流が悪くなったり、風邪のような炎症がでやすくなったり、
体のあちこちに悪影響がでやすくなるそうです。

また、パニック障害の場合は不安や緊張で体に負荷がかかりやすいため、
特に疲れやすい状態にいると言います。
疲れたイメージ写真

でも「疲れやすい原因は人それぞれだから、あまり深く考えないでほしい」

原因を気にしていると、それでまた疲れたりすることもある、
単純に「今は疲れやすい時なんだ」とわかった上で、
疲れる一歩前までの行動を探り、積み重ねていくことが大事だと先生は言います。

つい原因はなんだろうと気にすることの多い私としては、
とても身にしみる言葉でした。

すぐ疲れてしまう時の対策法

うつ病やパニック障害が良くなってきて、動ける時間も増えてくると、
疲れてきたとしても、つい「もう少し」がでてくることがあります。

疲れたけど、もう少し頑張ってみよう、と。

でも、その頑張りの中には「我慢」もあったりして、
どうにかやり遂げても、その後には予想以上の疲労感が残ることもあります。

そんな行動を何度もしてきたことのある私としては、
今回の先生との話で、もう少し自分に優しい判断が必要だったことを学びました。
選択肢の画像

うつ病にもパニック障害にも、完治までの道筋に回復期という時期がありますが、
その中でも、回復するタイミングは症状によって違うということ、
特に疲れやすい症状は、だいぶ後になってから良くなる症状なんだと。

疲れやすさが気になっている人は、一緒にここで覚えておくといいと思います。

そして、すぐ疲れてしまう時の対策として、
こまめに休憩することを意識して生活することをおすすめします。

先生には「疲れる前にやめる、疲れる前に休むに慣れることが大事」と言われました。

対策と言っていいかわからないほど、単純で簡単なことです。

でも、その簡単なことが、私はできていなかったことも多いので、
ここで改めて、あなたにも意識してもらえたらいいなと思っています。

毎日頑張らなくてもいい、休み休み少しずつ

このブログを読んでいる人は、もともと頑張り屋さんなことが多いです。

だから、こうなりたいと思う自分に近づくために頑張っている人も多いのですが、
頑張りすぎた反動で調子を崩した話を聞くと、本当に心配になります。

そういう自分も、旦那を心配させてしまったことが多々あるので、
まだまだ「今の自分」にちょうどいい動き方がわかっていないのだと思います。
選択の写真

でも今回、疲れやすいのは体力のせいだけじゃないと知った私は、
疲れたら一歩下がるのは、今の自分にとって良いことだと思えるようになりました。

ちょっと疲れてきたな、と思ったら、そのまま進まず休むことも大事なんだと。

私は、これからも同じ道を進んでいる人には、
頑張ろう、と言うより「休み休み少しずつ」という言葉をかけたいと思います。

良くなってきて、動けるようになってきた時こそ無理をしやすい時です。

疲れているのに動き続けていると、疲れが取れにくくなってしまうこともあるので、
ちょっと疲れたと思ったら休むを大事にしてほしいと思います。

もしかすると、少し自分に甘いくらいが、ちょうどいいのかもしれませんね。

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8件のコメント

  • ろんり~うるふ

    豆ちょこさんこんにちは。
    実は、自分も今日、近い内容の記事を書きました。
    >脳機能の低下が及ぼす影響
    その通りだと思います。
    自分は、運動療法も取り入れてますが、外出の帰宅後にドット疲れが出る事があります。
    外出恐怖のある自分、暴露療法で外出するけど、それはストレスとの表裏ですからね。
    ストレスがかかると海馬はじめ脳には良くないですね。

    相変わらず、試行錯誤の連続です。。。

    • 豆ちょこ 豆ちょこ

      ろんり~うるふさん、こんにちは。
      近い内容を書いていたとは、なんだか嬉しいです(^^)

      外出して帰ってきたらドット疲れが出てくるのは
      私たちのあるある話なのかもしれませんね。

      もちろん、私もよくあることなので(苦笑)

      ストレスはよくないとわかっていつつも、
      認知行動療法は、ある意味ストレスがかかる行動をすることになるわけで、
      私もろんり~うるふさんと同じく、今も試行錯誤の連続です。

      また何か気づいたこと、病院で学んだことで役立つことがでてきたら
      記事にして発信していきたいと思うので、
      その時は、ぜひまたサラリと読んでもらえたら嬉しいです。

      新情報から、近況まで、ろんり~うるふさん情報もいつでもお待ちしています(*^^*)

  • うさ吉

    豆ちょこさんお久しぶりです!
    最近短時間の仕事を始めました。
    しかし、吐き癖が付いたようで具合悪かったり、ちょっと疲れたりしてるとすぐに吐いちゃいます。
    逆流性食道炎とかではないと思うんですが、たまに自分で食べれる量を間違えても吐くので胃腸科内科で診て貰った方がいいのか悩んでます。
    やっぱり私もパニックになってから疲れやすいと感じます。たまに、ジムとかに通ってますが体力だけの問題でもないなと感じます。
    例えば対して動いてなくても家の法事とかで長時間色んな人と接したりすると気疲れしたりします。
    そういう精神的な疲れとかも出やすいと感じます。
    今、短時間の仕事ですが、それぐらいでも大分疲れるのでいきなりフルタイムの仕事にしなくて良かったと思います。
    お互い無理をしない程度に頑張りましょうね(^_^;)

    • 豆ちょこ 豆ちょこ

      うさ吉さん、お久しぶりです!

      短時間の仕事を始めたとのこと、
      すっごいですね!

      うさ吉さんの努力があっての今だと思います、
      なんだか私もすごく嬉しいです(*^^*)

      ただ、なにやら胃の調子が悪いようで、
      それは一度胃腸科で診てもらった方がよさそうですね。

      緊張や疲れからくる一時的なものだといいのですが、
      もし原因がわかってここで言える内容であれば、
      どうだったか教えてもらえたら嬉しいです。

      ちなみに、パニックになった人は、
      体力的にも精神的にも疲れやすいこと、
      それが回復してくるのはだいぶ後のことだとしたら、
      うさ吉さんが短時間からスタートしたのは、
      本当に大正解だったと思います。

      でも、それでも疲れが溜まってしまったと感じる時は、
      無理せず休む勇気も必要になってくるかもしれません。

      ほんと、お互い無理をしない程度を第一にして、
      少しずつゆっくり進んでいけるといいですね。

      今後も、いつでもお待ちしているので、
      また近況など教えてもらえたら嬉しいです!

  • 豆ちょこさん、こんばんは(*^^*)私はてっきりパニックになってから運動量が減ったから体力が落ちたんだなと思っていました!そして私は最近、バイトを始めたのですが、やっぱり外にでると人間関係は難しいものだなぁと思ってしまいます(^^;)

    豆ちょこさんのブログを参考にしたり、励みにしたりしながら頑張ってますが、たまには緩く過ごすことも大事ですよね(*´▽`*)改めて、バイトが生活の中心になってた自分にはっとして、ゆるりゆるりと進んでいけたらいいなぁと思いました。

    • 豆ちょこ 豆ちょこ

      ゆさん、こんばんは(^^*)

      その後どうされているかなぁと思っていたので
      コメントもらえて嬉しかったです。

      でも、バイト中心の生活をされていたようで、
      大丈夫でしたか?

      ゆるりゆるりと進んでいけたらという言葉を聞けて少し安心しましたが、
      お仕事は絶対無理せず、やってもらえたらと思ってます(^^)

      人間関係は、私も久々に何人かと話す機会があったりすると、
      ゆさんと同じように難しいと思うこともあったりします。

      もしかすると、お互い相手のことを気遣いすぎてるのかもしれませんね(苦笑)

      まだまだお互い疲れやすい時だと思うので、
      ほんと、ゆるりゆるりでまいりましょう。

      またいつでもお待ちしているので、
      その後の近況もまたお待ちしています(*^^*)

  • うさ吉

    お返事ありがとうございます豆ちょこさん❗

    土曜日に胃腸科行ってきたら心因性の方じゃないかなぁ?って言われました。
    理由は胃が悪い人は食べてもすぐ吐くらしいんですが、私は食べてから大体2時間後に吐いたりする事が多かったので。
    あとは、心療内科で出されてる胃薬の方の話もされました。何やら今副作用とかで結構色々言われてる薬らしく、胃腸科の先生達は短期間の時だけ処方するのに私はそれを長期間飲んでました。
    一応鼻から胃カメラする事になったのですが麻酔などを飲んだら気持ち悪くなり、胃が空で吐く状態になりそれを見ていた先生からは過呼吸みたいに見えたらしいです。
    取り敢えず、その日は胃カメラ中止になりベッドで少し休まされました。
    その日、久し振りに会った友人に色々愚痴ったらその後吐かなくなりました(笑)
    あと、胃薬も止めたのでどっちが効果あったのかわかりませんが。
    しばらくは様子見したいと思います。
    今回の事で専門外の所で薬貰うのは危ないなと感じました。やっぱ餅は餅屋に ですね!

    • 豆ちょこ 豆ちょこ

      うさ吉さん、その後どうなったか教えてくださり
      ありがとうございます(*^^*)

      心療内科で出されていた胃薬に問題があったとのことで、
      正直驚きでした。

      でも、専門の先生に診てもらって気づけたことは、
      本当に良かったです。

      ただ専門外といっても、その薬をだしている以上、
      どんな医師でも責任があると思うので、
      副作用の説明などを、なぜしていなかったのか、
      なんだか私がその医師に腹が立ってしまいました(苦笑)

      愚痴ったことで回復したことがわかったなら、
      今後同じようになったとしても治し方がわかっているので、
      心持ちは良くなりそうですね。

      今後も何か変化などあれば、
      いつでも近況報告もお待ちしています(*^^*)

      また急に冷え込んできているので、
      お互い体をあたためながら、少しずつまいりましょう。

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