最近、同じようにパニック障害や社会不安の克服を目指している方から
メールをいただくことが増えました。
とても勇気づけられる中、多くの人の目標設定に共通点があったのでお話します。

過去の自分を目標設定にしていませんか？

この実践情報ブログを開始した頃は、自分から情報を発信するだけでしたが、
最近は、メールなどで克服のヒントになる情報をいただけることが増えました。

これはとってもありがたい変化で、パニック障害や社会不安と向き合いながら、
同じように前を向いている人と接点が持てるのは、とても心強いと感じています。

そんな中、最近になって、調子の波が悪くなりやすい傾向にある人たちが、
同じような内容を伝えてくれていたことに気づきました。

それは「過去の自分に戻ること」を目標設定にしている内容です。

豆ちょこ自身もパニック障害の回復期に入るまでは、
パニック発作がでる前の自分に戻りたいと何度も思っていました。

そう、きっとこの考えはパニック障害や社会不安になった人たちにとっては、
誰しも一度は通るであろう、あるある話なんだと思います。

過去の自分ではパニック障害を克服できない

パニック障害や社会不安になってから、不快な症状がとてつもなく増えたのなら、
誰だってそんな症状がでる前の自分に戻りたいと思います。

しかし、この考えはパニック障害の罠ではないでしょうか？

ここで、豆ちょこと一緒に考えてみましょう。

本当に過去の自分に戻れたとします。それで本当に良いと思いますか？
それで幸せですか？そのまま不満なく過ごせると思いますか？

・・・豆ちょこの答えは、全て「いいえ」になりました。

過去の自分は今よりも行動できていたし、仕事もできていたけれど、
どこかで、こんなはずじゃないと理想と現実のギャップにイライラしながら、
心に余裕が無い生活をしていた気がします。

とある心療内科の先生はこう言っていました。
「パニック障害になった人は、過去に戻っても必ずまたパニック障害になる」と。

結局、パニック発作が起こる随分前から、心や体に無理をさせていた、
ということなんだと思います。

ということは、過去の自分を追い求め、目標としている限り、
パニック障害を克服することは難しいということにつながると思いませんか？

過去は過去！新たな自分を目標にしよう

あるサイトでパニック障害の克服に向けた考えで印象に残ったものがあります。

とりあえずの目標を決め、その目標を常に追い続けること

私たちには大きな目標と、小さな目標があると思います。

豆ちょこの今の大きな目標は夢を見つける方法で伝えていた通り、
喫茶店のような小さなお店を作ることです。

しかし今の自分は、小さな目標を次々に達成していくことが大事だと思っています。

「洗濯をする」「部屋の掃除をする」「夕食を作る」
「スーパーに買い物に行く」「近所の公園に行き3周歩いて返ってくる」
「踏み台昇降を20分やる」「1日1万歩あるく」などなど。

小さな目標は、書き出してみると、意外とわんさかでてきます。

今ちょっと頑張ればできそうなことを目標にして、達成できたら自分を褒める。

そんなことを繰り返していくと、少しずつできる自分が増えていって、
体質も変わっていき、新たな自分になっていけるんじゃないかと思うんです。

無意識に過去の自分を追い求めた目標設定をしてしまっているならば、
過去は過去で良しとして、今の自分をきちんとスタート地点におき、
今までに無かった新たな自分を目標にすることを、豆ちょこはおすすめします。

少しの勇気とやる気があれば、私たちはきっと変わっていけます。

あ、もちろん体力も無いとしんどいですけどね(苦笑)

正しい目標があれば大丈夫、一緒に新しい自分を作りあげていきましょう！

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