パニック障害に家族がなったら原因を知り病気だと理解する

はじめましての登場となります、豆ちょこの旦那さんです。
これからパニック障害や社会不安になった家族がいる者として
傍らの人に向けて私からも時々発信していきたいと思います。

まずはじめに

このサイトは、パニック障害と社会不安の豆ちょこが克服のために
色々と試してみたことで「いいかも」と感じた方法やモノを紹介しています。

このサイトに訪れた方の中には、パニック障害や社会不安に悩まれている
ご本人の他に、お友達や恋人、自分のように家族の者が不安障害となって
「どうすれば…？」「自分にできることは？」と訪れた方もいるかとおもいます。

そんな傍らの人に向けて、自分も少しでも何か発信できたらと、
わたくし旦那さんも、パソコン画面に向かうことにしました。

パニック障害や社会不安の家族や恋人などが身近にいる場合、
きちんとした対応ができるよう、どんな病気なのか学んでおく必要があります。

そこでパニック・社会不安障害ってどんな病気なのか？
自分が理解していることを話しておきたいと思います。

必ずわかっておきたい症状として、
パニック発作・予期不安・広場恐怖があります。

突然の激しい動悸、頻脈、ふるえ、息苦しさ、めまい、吐き気等の体の異変、
「このまま死ぬかもしれない」というような強い不安感に襲われている状態、
これがパニック発作です。

このパニック発作を繰り返すうちに、
「またあの発作が起こったらどうしよう！？」という思いから
不安感や恐怖心に飲み込まれてしまう。これが予期不安と言われるものです。

そして、外出先などでパニック発作がおきてしまい、
その様を他人に見られてしまったり、迷惑を掛けてしまうのではと恐くなったり
不安に駆られる症状を広場恐怖と呼んでいます。

パニック発作と予期不安を繰り返すようになり、広場恐怖の場が広がる・・・。

こうして悪化していくと、不安感や恐怖心から、
外出することすらできなくなってしまうこともある病気なのです。

パニック障害や社会不安の症状がでている家族や恋人、
友達や仕事仲間を実際に見たとき、どう思いますか？

以前、嫁の豆ちょこがパニック障害になる前のころ、
たまたま自分の仕事場で、パニック障害の話題が出たことがあります。

話題がでた時に話していた同僚は、パニック障害になる人は、
「気持ちの持ちよう・怠け・根性がない」のだと、断言していました。

大変残念事ですが、未だに悪い認識や決めつけをしている人が多いように感じます。

だからこそ1人でも多くの方に、パニック障害や社会不安は、
気持ちの持ちよう・怠け・根性がないことは絶対に無い！と理解してほしいです。

パニック障害や社会性不安は心因性ではなく、
脳内不安神経機構の異常という身体因性の病気だと理解しておいてください。

神経伝達物質（ノルアドレナリン・アドレナリン・セロトニン等）の過不足が原因
という説が主流のようです。

ノルアドレナリン・アドレナリンは、
ストレス時（不安・恐怖・不快感等）に分泌されます。

ノルアドレナリンは神経を過敏にして、
アドレナリンは血圧や血糖値・脈拍数を上げ、気管支を拡張し、
消化器の機能を低下させます。

セロトニンはノルアドレナリン・アドレナリンの働きを適度に保ち
精神状態を安定させてくれています。

セロトニンが不足すると、不安や不快感を制御しきれなくなります。

どうですか？
パニック障害や社会不安の症状に繋がると思いませんか？

決して、気持ちの問題で怠けている訳ではないのです。

こういうことを苦しんでいる本人ではなく、
私のような周りにいる者がしっかり理解しておくことで、
本人に少しでも安心感を与えてあげることもできるのです。

まずはパニック障害や社会不安障害はとても辛い病気だと理解し、
一緒に向き合う気持ちをしっかりもっていきましょう。